侵略されたりされそうになった国
秋山画廊1999

それぞれの国の言語で作成された地図の縮尺をあわせ国境で切り抜いてそれぞれをつなぎあわせている。地図の横に配置されているパソコンはマウスに触れるとスクリーンセーバーが解除され日本の白地図が出てくる。
 現在、かつての侵攻された国々には日本企業が乱立している。私達が生活する為には同じ経済圏である国々を切り離すことはできないように思う。私達はいかにして気配を感じるだろうか。かつて私が中学、高校で教わった日本の大戦侵攻の範囲は白地図に破線で示してあった。そのパターンを逆にして(日本地図を白地図にして)、私達が共通言語を持ち得るためにはどんなコミュニケーションが必要なのだろうか。白地図に何を書き込めばいいのだろうか。


地図サイズ/ w4 X h2.8m 素材/紙
表示されている国/中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国、中華民国、ベトナム社会主義共和国、インドネシア共和国、ラオス人民民主共和国、タイ王国、カンボジア王国、ミャンマー連邦、フィリピン共和国、マレーシア、シンガポール共和国、ブルネイ・ダラサラーム国、パプアニューギニア
ノートPC+クリックできないマウス


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稲永 寛 Hiroshi Inanaga